「工場勤務なんて底辺だ」
ネットやSNSで、そんな心ない言葉を目にすることがあります。
毎日油まみれになって、交替勤務で体を削って働いている私たちからすれば、悔しい言葉ですね。
でも、心のどこかで「もっと給料が良ければ言い返せるのに…」と感じている40代・50代の方も多いのではないでしょうか。
結論から言います。
工場勤務は決して底辺ではありません。
しかし、残酷なほどの「格差」が存在するのも事実です。
今回は、工場勤務歴28年、46歳の現役オペレーターである私(Onobu)が、
製造業のリアルな年収事情と、40代からでも確実に年収を上げるための「大人の生存戦略」を解説します。
💡 この記事を読んで分かること 3点要約
- 「底辺」説の嘘と本当:製造業の平均年収は全産業の真ん中。ただし「業種」選びを間違えると低賃金ループに陥る。
- 40代のリアル:給与のピークは50代後半。今からでも「役職」や「熟練手当」でベースアップは可能。
- 今日からできる対策:体力勝負の「夜勤」か、知識勝負の「資格・転職」か。年齢に合わせた稼ぎ方の最適解がわかる。
同年代の皆さん、諦めるのはまだ早いです。
今の立ち位置を正しく理解して、賢く稼ぐ方法を一緒に見ていきましょう。
「工場勤務は底辺」は本当か?産業別データで見る真実

まずは世間のイメージと現実のギャップを埋めましょう。
厚生労働省の「令和6年賃金公表統計調査」のデータを見ると、製造業の立ち位置がはっきりします。
気になりますね。
厚生労働省が公表している『令和6年賃金公表統計調査」のデータでは下記になります。


※年収算出式 令和6年業種別夏季賞与×2回+業種別賃金×12か月分で算出しています。
正規職員の平均年収で「515.5万円」、平均賃金「334.9千円」
製造業は16産業中10番目の位置ですね。
業界全体の平均よりやや下回る結果でしたが、他業種と比較し極端に低いワケではありません。
年齢別賃金の推移
いかがでしょうか? 決して「底辺(最下位)」ではありません。
全産業の中で見れば「中流・安定」の部類に入ります。
それなのに「底辺」と言われる理由は、おそらく「3K(きつい・汚い・危険)」という古いイメージや、
一部の低賃金な現場の実態が強調されているからでしょう。
40代・50代はまだ伸びしろがある
さらに「年齢別」で見ると、製造業の賃金カーブは50代後半(月収約39.2万円)でピークを迎えます。
つまり、長く勤めてスキルを積めば、それなりに報われる仕組みがまだ残っている業界なのです。
衝撃の年収格差!「何を作るか」で人生が変わる

ここからが本題です。
「俺はこんなに頑張ってるのに、年収が平均に届かない…」
そう嘆く40代の方は、自身の努力不足ではなく、「業種選び」という最初のボタンを掛け違えている
可能性があります。
同じ「工場のライン作業」でも、扱う製品によって年収には倍近い格差があります。
- 勝ち組業種: たばこ産業(平均約790万円)
- 苦戦業種: ペット関連・繊維など(平均約394万円)
その差は約2倍。
たばこ、化学、石油、自動車などの「装置産業」「インフラ関連」は、利益率が高く、
それが給与に還元されやすい構造です。
逆に、付加価値をつけにくい製品を作っている工場では、いくら残業しても年収の天井は知れています。
これが「製造業のリアルな格差」です。
40代からでも遅くない!確実に年収を上げる4つの戦略

では、40代の私たちが今から年収を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
体力も落ちてくる中、20代と同じ「気合と根性」だけでは戦えません。
ここからは現実的な4つの選択肢を提示します。
1. 手当のフル活用(即効性:高)
今の会社ですぐに年収を上げるなら、手当を取りに行くのが最短ルートです。
午後10時~午前5時の割り増し賃金は強力です。
私も20年続けていますが、夜勤の有無だけで年収が50~100万円以上変わります。
ただし、40代を超えると夜勤明けの疲労が抜けにくくなります。
健康診断の結果と相談しながら、「教育費がかかる数年間だけ」と割り切ってやるのも一つの戦略です。
「小銭稼ぎ」と侮るなかれ。
熟練者ならではの視点で改善提案を出せば、報奨金や金券が貰えます。
私はこれで晩酌代を浮かせています。
2. 「評価される資格」を取る(安定性:高)
40代には「実務経験」という武器があります。そこに資格を掛け合わせると最強です。
特に40代以降におすすめなのは、「管理者」や「指導者」として重宝される資格です。
- 第一種衛生管理者
50人以上の事業場には必須。
中高年の落ち着きがプラスに働く資格です。- 危険物取扱者(乙4)
化学系やエネルギー系工場への転職にも有利。
- 保全技能士
機械のメンテナンス知識は、自動化が進む工場で長く生き残るパスポートになります。
3. 嫌がらずに「昇格」する(将来性:高)
最近は「責任が重いから」と昇進を断る人が増えていますが、それはチャンスです。
役職手当(班長、係長など)は、年金受給額にも影響する「基本給・生涯賃金」の底上げに直結します。
40代の今、現場のリーダー役を引き受けることは、50代以降の居場所を確保する(リストラ対象になりにくくする)ための保険にもなります。
4. 高年収業界への「スライド転職」(逆転の一手)
もし今の会社が「業績不振」や「低賃金業種」なら、会社を変える決断も必要です。
ここで重要なのは、「職種は変えず、業界を変える」ことです。
例えば、「食品工場のライン管理」から「化学工場のプラント管理」へ。
やっていることは「工程管理・安全管理」で同じでも、業界の給与水準が高い方へ移動するだけで、
年収が100万円単位で上がることがあります。
46歳の私も、常にこの「業界の動向」にはアンテナを張っています。
まとめ:自分の市場価値を諦めない

今回のポイントをおさらいしましょう。
「もう40代だから」と諦める必要はありません。
むしろ、現場を知り尽くした40代こそが、工場の要(かなめ)です。
まずはご自身の給与明細を見直し、どの手当が狙えるか、どの資格が取れるか、戦略を練ってみてください。
▼ あなたの現場はどうですか?
「うちはこんな手当で稼いでる!」「40代で転職成功したよ!」など、
リアルな体験談があれば、ぜひコメント欄で教えてください。同年代の星として情報をシェアしましょう!
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