皆さん こんにちは Onobuさんです。
今回は毎年恒例の年末調整についてです。
特に新入社員の方は、「年末調整？」「源泉徴収票？」「確定申告？」…会社に入ったばかりの新入社員にとって、税金の手続きはさっぱり分からない専門用語だらけで、何をどうするのか？意味わかんないと思います。
でも大丈夫！この手続きは、会社員なら誰もが通る道です。
この記事では、あなたが1年間の税金を正しく精算し、損なく還付金（戻ってくるお金）を受け取るために必要な知識を、分かりやすく解説します。
☆この記事を読んでわかる事
- 【年末調整のすべて】
・なぜ年末調整が必要なのか、新入社員が注意すべき
前職の収入の合算（源泉徴収票の提出）を含む、正確な手続きの流れと必要な書類が分かります。- 【源泉徴収票の読み方】
・会社からもらう「源泉徴収票」に書かれている
「額面の年収」「最終的な納税額」など、3つの重要項目とその意味が理解できます。- 【確定申告との決定的な違い】
・年末調整では適用できない医療費控除、ふるさと納税（寄附金控除）など、
会社員でも確定申告をした方が有利になるケースが明確に分かります。
なぜ必要？「年末調整」の基本を理解しよう
年末調整って、結局何をするの？
年末調整とは、会社があなたに代わって、1年間の所得税の総額を確定し、精算する手続きのことです。
毎月の給与から天引きされている所得税（源泉徴収）は、あくまで「概算」の金額。
あなたの家族構成（扶養家族）や、支払っている生命保険料などの「控除」を考慮に入れていません。
年末調整では、これらの控除を適用することで、本来納めるべき税額を再計算し、毎月払い過ぎた税金があれば、年末から年始にかけて還付金として戻ってくる仕組みです。
新入社員が特に注意すべき2つのこと
【最重要】前職(学生時代のアルバイト)の源泉徴収票を提出する！
年の途中(この場合は、1月1日を年の開始としてカウント)で入社したあなたは、
1月1日〜入社日までのアルバイトや前職の給与も合算して税金を計算する必要があります。
前の職場(学生時代のアルバイト先)から発行される「源泉徴収票」を必ず現職の会社に提出してください。
これがないと、税金が正しく計算されず、後で追加で納める事態も場合によっては発生してしまいます。
必要な書類を期限内に提出する！
会社から配布される「扶養控除等申告書」「保険料控除申告書」などの書類に記入し、
生命保険料や国民年金などの控除証明書を添付して、期日までに人事・経理に提出しましょう。
あなたの収入の証明書！「源泉徴収票」とは？
源泉徴収票は、「あなたの1年間の給与と、その精算結果を証明する公的な書類」です。
年末調整が完了すると、会社からこの書類が発行されます。
この書類は、確定申告や住宅ローン、賃貸契約など、
今後さまざまな場面で収入証明書として必要になるため、大切に保管しておきましょう。
源泉徴収票から読み取れること
源泉徴収票で確認できる内容
最低限知っておくべき内容3選
| 項目名 | 確認できる事 |
|---|---|
| ① 支払金額 (収入・年収) | いわゆる「額面の年収」（税金が引かれる前の総支給額）です。 |
| ② 所得控除の額の合計額(控除) | あなたが受けた「税金を安くする優遇措置」（扶養控除、生命保険料控除など）の合計額です。 |
| ③ 源泉徴収税額(税金) | 年末調整で確定した、最終的に納めるべき所得税の総額です。 |
年末調整と確定申告、何が違うの？
会社員が税金の手続きをするとき、年末調整と確定申告の2つの言葉がよく出てきます。
この違いをしっかり理解しておきましょう。
| 項目 | 年末調整 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 手続きの主体 | 会社（雇用主）が代行 | 納税者（あなた）本人が行う |
| 対象所得 | 給与所得（会社からもらう給料）のみ | すべての所得（給与、副業、不動産収入など） |
| 適用できない控除 | 医療費控除、寄附金控除（ふるさと納税）、雑損控除など | すべての控除が適用可能 |
Onobuさん
住宅ローンなどは少し特殊なので、今回は割愛し、
また別の記事で解説します。
会社員でも「確定申告」が必要・有利になるケース
原則、会社員は年末調整だけでOKですが、以下に該当する場合は自分で確定申告が必要です。
また、以下の控除を適用して還付金を受け取りたい場合は、確定申告をした方が有利になります。
まとめ：新入社員がとるべき次のアクション
- 前職（アルバイト含む）の「源泉徴収票」を探す！
- 会社から配布された年末調整書類と、保険料の「控除証明書」を準備する！
- 期限までに会社へ提出し、還付金を楽しみに待つ！
このガイドが、あなたの税金に対する不安を解消し、スムーズな手続きの一助となれば幸いです！
