「今から資格を取っても、意味があるんだろうか」
40代になって、そう考えたことはありませんか?
僕自身、そう思っていた一人です。
若い頃なら、資格を取れば就職や転職に直結しやすい。
でも40代になると、「今さら」という言葉が頭をよぎります。
- 「資格を取ったところで、転職できるわけじゃない」
- 「今の仕事があるのに、勉強する時間なんてあるのか」
- 「取ったところで、何が変わるんだろう」
だけど、僕は3年かけて、
0からFP2級・日商簿記2級・ビジネス実務法務検定2級という3つの資格を取りました。
先に結論を言っておきます。
資格を取ったからといって、人生が大きく変わったわけではありません。
転職したわけでも、収入が急に増えたわけでもありません。
それでも、この3年間は、僕にとって意味のある時間でした。
この記事では、
そのあたりを正直に書いていきます。
資格に目を向けたきっかけ

資格を取ろうと思ったきっかけは、前向きなものではありませんでした。
約4年前、仕事が忙しく、経験も足りない中で無理を重ねて、
体調を崩し、しばらく、仕事から離れることになりました。
自宅で過ごす時間の中で、考えることといえば、仕事のことばかりでした。
「皆は働いているのに、なんだか申し訳ない」
「この仕事向いてないのかな」
「このまま、何もできないまま終わるんじゃないか」
「自分には、一体何ができるんだろう」
「この先、どうやって働いていけばいいんだろう」
情けない話ですが、
それまで自分の得意なことや、これから何をしたいかなんて、真剣に考えたことがありませんでした。
目の前の仕事をこなすだけで、精一杯だったからです。
でも、立ち止まったことで、初めて自分自身と向き合う時間ができました。
「このまま何も変えずに戻るのは、違う気がする」
そう思ったとき、頭に浮かんだのが、資格の勉強でした。
特段、資格を取れば何かが解決すると思っていたわけではありません。
ただ、当時の僕にとって、「何かを一から積み上げる」という行為そのものが、必要だったんだと思います。
体調を崩したことは、決して良い経験ではありません。
でも、あの時間がなければ、資格の勉強を始めることもなかったと思います。
3年間、実際に取り組んだこと

資格の勉強を始めるといっても、最初から具体的な目標があったわけではありません。
「また、こんなことになっても困る」
「とりあえず、お金のことを知っておきたい」
「以前から気になっていたFPを手始めに勉強しよう」
「どうせ取るなら2級まで取ろう」
元々お金には興味が強く、そこそこ知ってはいたつもりなので、
そんな軽い気持ちから、FPの勉強を始めました。
やってみると、これが意外と面白い。
税金、保険、年金、資産運用。
今まで何となく過ごしていたお金の仕組みが、少しずつ見えてくる感覚がありました。
FP2級を取ったあと、次に手をつけたのが日商簿記2級です。
簿記は完全に未経験からのスタートです。
全くの素人なので、FPと同じくまずは3級から勉強を始めました。
正直、舐めてました。めちゃ難しかったです。
仕事終わりや休日に、少しずつ問題集を解いていく。
分からないところは、何度も同じ範囲を繰り返す。
地味な作業の連続でした。
簿記の勉強は、理解も難易度も難しかったです。
でも慣れれば何とかなるもので、試験前には電卓のトレーニングみたいになってました。
最後に取り組んだのが、ビジネス実務法務検定2級です。
契約、労務、知的財産といった、仕事の中で「知らないと損をする」ような知識を扱う資格です。
これも、働きながら少しずつ進めました。
これは、会社からお金もでるので、まぁ箸休め的に取りました。
なんといっても法律用語はまどろっこしいと感じました。
3つを合わせて、気付けば約3年かかりました。
一気に集中して取ったわけではありません。
仕事をしながら、体調と相談しながら、できる範囲で少しずつ。
そんなペースでした。
でも不思議と途中で止めようとは、あまり思いませんでした。

Onobuさん
多分性格ですね。これは
きっと、
「これは誰かに強制されているわけじゃない。自分で決めて始めたことだ」という感覚があったから
だと思います。
正直に言うと、資格を取っても人生は変わらなかった

ここまで、資格取得の話を書いてきました。
ここで、正直に書いておきたいことがあります。
- 資格を取ったからといって、人生が大きく変わったわけではありません。
- 転職したわけではありません。(転職活動はしましたが・・・)
- 収入が急に増えたわけでもありません。
「FP2級を持っています」「簿記2級を持っています」と言ったところで、
それだけで何の扉も開きませんでした。
正直なところ、資格を取り終えたときも、「これで何かが変わるといいな」という期待感はありました。
でも確定的な実感は、あまりなかったです。
むしろ、
「取ったはいいけど、これをどう使えばいいんだろう」
と、少し拍子抜けした気持ちの方が大きかったかもしれません。
世の中には、「資格を取れば人生が変わる」というような話もあります。
でも、少なくとも僕の場合は、そうではありませんでした。
資格という紙切れ一枚が、直接何かを変えてくれるわけではない。
それが、3年間かけて資格を取ってみて分かった、正直な実感です。
それでも、勉強してよかったと思う理由

「じゃあ、意味がなかったのか」と聞かれると、そうも言い切れません。
資格そのものが、何かを変えてくれたわけではない。
それは事実です。
でも、資格に向けて勉強した3年間は、僕にとって確かに意味がありました。
- ① 「自分にもできる」という感覚
仕事以外で、何かを一から積み上げて、形にする。
それがどれだけ久しぶりだったか、勉強を始めてから気づきました。
簿記でつまずきながらも、少しずつ理解できるようになっていく。
その過程で、
「自分にもまだ、新しいことを覚えられるんだ」という、単純だけど大事な感覚を取り戻せた気がします。- ② お金や法律の知識が、そのまま生活の土台になった
FP2級で学んだ税金・保険・資産運用の知識は、
その後、自分の家計や投資を考えるうえでの土台になりました。
ビジネス実務法務検定で学んだ契約や労務の知識も、仕事の中で「何となく」で済ませていた部分を、
少し正確に理解できるようになりました。
資格として使わなくても、知識そのものは、その後の生活にずっと残り続けています。- ③ 「自分の得意」を考えるきっかけになった
これが一番大きかったかもしれません。
工場マンだから、仕事に関する資格「例えば、保全系・フォークリフトなど」を取った方が実用的なのは、誰が見ても明らかです。
でも、この資格を選んだ。それは、きっと僕の好きな事なんだと思います。
なぜなら、面倒だと思っても、止めようとは思わなかった。意外と楽しかったからです。
3つの資格を勉強する中で、
「数字を扱うのは、意外と嫌いじゃない」
「法律用語は苦手だけど、仕組みを理解するのは好き」といった、
自分の得意・不得意が、少しずつ輪郭を持って見えてきました。
それまでは、「自分に何ができるのか」なんて、考えたこともありませんでした。
でも、資格の勉強を通して、初めて自分自身を、少し外側から眺めるような時間が持てました。
資格は、ゴールではありませんでした。
でも、自分を知るための、一つの材料にはなったんだと思います。
資格取得後、始めたこと

資格を取り終えた後、僕の中に一つの問いが残りました。
「じゃあ、この知識や経験を、これからどう使っていこう」
そこで始めたのが、ブログでした。
復帰後に異動した職場の先輩がブログ始めたのを聞いて、面白そう!って思ったからです。
自分が学んできたお金の知識や、工場勤務としての経験を、文章にしてみる。
最初は誰に読まれるでもなく、ただ書いていました。
そのうち、Xでも発信するようになりました。
でも、まぁ当然ですけど、思ったようには伸びませんでした。
一人で試行錯誤していても、何が正解なのか分からない。
そんな状態がしばらく続きました。
そんな中、Xでコンテンツビジネスに取り組んでいる人たちと出会いました。
「一人で悩みながら進めるより、実際に取り組んでいる人たちの中で学んだ方が、実践的なんじゃないか」
そう考えて、そうした学びの場に参加するようになりました。
今も、そこで学びながら、発信を続けています。
正直、まだ大きな成果が出ているわけではありません。
でも、資格の勉強をしていなかったら、「自分の経験や知識を、何か形にしてみよう」という発想すら、
生まれなかったんじゃないかと思います。
40代から学ぶ意味とは

こうして振り返ると、資格そのものが人生を変えたわけではありません。
でも、資格に向かって勉強したことが、今につながる最初の一歩だったのは間違いありません。
40代になると、「今さら遅い」「今から始めても意味がない」と考えてしまいがちです。
僕自身、ずっとそう思っていました。
でも、実際にやってみて分かったのは、
学ぶことの意味は、結果だけにあるわけではないということです。
- 資格を取れば、必ず転職できるわけではない
- 資格を取れば、必ず収入が増えるわけではない
- 資格を取れば、必ず人生が変わるわけでもない
それでも、学ぶ過程の中で、
- 自分にもまだ新しいことができるという感覚
- 生活の土台になる知識
- 自分の得意・不得意への気づき
こういったものが、少しずつ積み重なっていきます。
40代から何かを学ぶというのは、
「結果を出すため」だけではなく、
「自分を知るため」でもあるんだと、今は思っています。
資格を、ゴールにする必要はありません。
今は、試してみたい事がたくさんあります。
気持ち的には、1秒でも惜しいです
「これをやってみて、自分はどう感じるか」
それを確かめるための、一つの手段として捉えてみると、少し気が楽になるかもしれません。
まとめ|「資格を取れば変わる」のではなく、「学ぶ中で気づく」

「40代から資格を取っても、意味があるのか」
この記事の冒頭で、そう問いかけました。
僕なりの答えは、こうです。
資格を取ったからといって、人生が劇的に変わるわけではありません。
でも、何かを一から学ぶ過程には、結果だけでは測れない意味があります。
- 自分にもまだできることがあると気づけたこと
- 学んだ知識が、生活の土台になったこと
- 自分の得意・不得意が、少しずつ見えてきたこと
これらは、資格という結果そのものよりも、
勉強していた3年間の中にあったものです。
もし今、「40代から何か始めても、もう遅いんじゃないか」と感じているなら、伝えたいことがあります。
始める意味は、「結果を出せるかどうか」だけでは決まりません。
やってみて、自分がどう感じるか。
それを確かめてみることにも、十分な価値があると、僕は思っています。









