夜勤明け。

工場のゲートを抜けてバイクにまたがった瞬間、朝焼けの光がやけに目に刺さりました。

冷たい風を浴びながら走っていると、ヘルメットの中でふと、こんな言葉が漏れたんです。

「……俺、この生活あと10年も続けられるのか?」

ただの愚痴じゃありませんでした。
身体の奥から湧いてきた、“静かな絶望感”でした。


20代の頃とは、明らかに違う身体

20代の頃は平気だったんです。

夜勤して、残業して、休日出勤しても、寝れば回復した。

夜勤明けに遊びに行く体力すらありました。

でも46歳になった今、明らかに違います。

30年近く製造現場で組み立て、調整、ライン作業と向き合ってきました。

ミスが許されない緊張感の中で、ずっと現場に立ち続けてきた。

誇りはあります。

でも、身体は正直です。


疲れを取るために頑張っても、回復しない

最近は、睡眠にもかなり気を使っています。

  • 遮光等級の高いカーテン。
  • 耳栓
  • ピローミスト

少しでも日中に深く眠れるよう工夫している。

それでも疲れが抜けません。

泥のように眠っても、起きた瞬間から身体が重い。

腰は痛い。

関節も軋む。

集中力も落ちているのが分かる。

「ベテランですね」

なんて言われても、肉体的な負担は年齢を待ってくれません。


40代で一番キツいのは“お金の不安”

帰宅すると、妻はすでにパートへ。

静まり返ったリビングで水を飲みながら、テーブルの上に置かれたプリントや請求書をぼんやり見ていました。

19歳の長女。

そして、学校の課題を頑張っている下の子。

まだまだ掛かる教育費。

定年後も続く住宅ローン。

電気代。

物価高。

「俺が倒れたら、この家どうなるんだろ…」

そんな考えが、疲れた頭の中をぐるぐる回るんです。


“働けば何とかなる”が通用しなくなる現実

怖いのは、

体力は右肩下がりなのに、必要なお金は右肩上がりだという現実です。

これ、かなりキツい。

40代になると、“働けば何とかなる”が通用しなくなってくる。

でも、多くの人はそこから目をそらします。

考える余裕がないから。

毎日働くだけで精一杯だから。

昔の自分もそうでした。


「このままじゃ絶対まずい」と思った日

でも、夜勤明けのあの日、はっきり思ったんです。

「このままじゃ絶対まずい」

今の働き方のまま、50代後半までラインに立ち続ける自分が想像できなかった。

いや、本当は想像したくなかったのかもしれません。

現場仕事に誇りはある。

技術も経験もある。

でも、“責任感”だけでは衰える身体は守れない。

気合いだけでは限界が来る。

それを認めざるを得ませんでした。


“会社だけに依存しない準備”を始めた

そこから少しずつ、“会社だけに依存しない準備”を始めました。

といっても、大したことではありません。

  • 家計を見直す
  • 固定費を下げる
  • NISAを始める
  • 少額でも積み立てる
  • お金の勉強をする
  • 会社以外の収入源を考える

本当に地味です。

でも、この地味な積み重ねが、少しずつ精神をラクにしてくれました。


「辞められない」が少し変わり始めた

不思議なんですが、

貯金や資産が増えてくると、「会社辞めたい」が減るんです。

正確には、

「辞めようと思えば辞められる」
という感覚が生まれる。

この差はかなり大きい。

選択肢があるだけで、人は少し呼吸できるようになります。


40代以降は、“体力任せ”が本当に危ない

もし今、

  • 夜勤がしんどい
  • 将来が怖い
  • あと10年働ける気がしない
  • でも住宅ローンも教育費もある

そんな状態なら。

まずは、“会社に人生を全部握られない状態”を少しずつ作った方がいいです。

40代以降、体力で押し切る働き方は本当に厳しくなるので。


実際にやってきたことは、noteにまとめています

ちなみに僕自身が、

工場勤務を続けながら実際にやってきた、

  • 資産形成
  • 固定費改善
  • NISA活用
  • 会社依存を減らす考え方

については、noteでかなり具体的にまとめています。

「このままじゃまずいかもしれない」

そう感じ始めた人には、きっと参考になると思います。

最後に執筆:Onobuさん
(工場勤務28年|工場マンFPの資産形成術)『https://x.com/ONOBU_factoryFP』
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